フェアトレードコーヒーの齊藤コーヒー株式会社

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Staff Voices スタッフの声

岡田 邦宏:工場管理・品質管理/2006年入社

岡田さんのお仕事の内容を教えてください。

岡田:
主な業務は、コーヒーの品質管理と工場の生産管理になります。元々は製造現場を担当していましたので、状況に応じて現場にも入ることもありますが、一日の大半は生産管理や納期管理の業務に費やしています。

具体的に言いますと、製品管理については、お客さまから来た注文を確認し、焙煎ラインと充填ラインの製造計画を立てて、指示書などをつくったり、必要な資材などを手配したりしています。品質管理では、品質マネジメントシステムISO9001や有機JAS認証の担当を行っており、日々の記録管理やマニュアル作成などはもとより、年1回の外部監査の対応も行い、マネジメントシステムが円滑に回っていくよう対応しております。

齊藤コーヒーに入社したきっかけなどを聴かせてください。

岡田:
前職は物流で出荷等の仕事に就いて、主に紅茶を扱っていました。そちらを辞める際に齊藤コーヒーの求人があり、そこに「焙煎職人を求む」というような記載がありまして、コーヒーは好きだったので、手に職を持つスペシャリストみたいになりたくて応募したのがきっかけです。

ただ当初、私はインスタントコーヒーばかり飲んでいて、レギュラーコーヒーも喫茶店に行って飲んでみてはいたんですけど、コーヒーにそれほど興味があったわけではなく、風味などを好んで飲む程度のものでした。

この仕事に就いて、今までどのような点で苦労しましたか?

岡田:
苦労をしたという感覚よりも、入社した時に、当時の副社長からコーヒーのいろはを教えていただいたんですけど、知れば知るほど奥が深く、コーヒーは果実であってそこからいろんな精選や加工の工程を経て一つのコーヒーが出来上がり、品種の違い、精選方法の違いですごく沢山の味のバリエーションがあって、そういう奥深さにハマってしまったのが記憶に残っています。

あとは私の管理業務が、工場が円滑に稼働するための縁の下の力持ちみたいなところがありまして、現場が困らないように、根回しをしたり、細やかに気を遣う場面はありますね。時期によっては製造ラインが手薄になったりするときがありますので、自分の管理業務と現場のサポートとを両方こなさないといけない時は割と大変です。ですが、やりがいはあります。

お仕事を通じて嬉しかったこと、エピソードなどを教えてください。

岡田:
お客さまから会社にお電話をいただいた際に、「コーヒーが美味しかったので裏のパッケージを見たら齊藤コーヒーと書いてあり、どこで買えるんですか?」といったようなお電話をいただけたときは、めちゃくちゃ嬉しいですね。素晴らしい会社に携われて本当によかったなと思っています

入社当時の副社長から、「コーヒーにはいろんな味や風味があって、新鮮なコーヒーをお湯で注ぐとコーヒー豆からモクモクモクって炭酸ガスが吹くので、これが新鮮なコーヒーなんだよ」と教えていただいたときの感動は忘れられません。やっぱりコーヒーっていうのは美味しいしリラックスできるし私もこの仕事を通じて、コーヒーの奥深さと素晴らしさにハマり、JCQAのコーヒーインストラクター1級を取得しました。コーヒーが好きで、この仕事に就け、素晴らしい会社に携われて本当によかったなと思っています。

改めて齊藤コーヒーという会社の魅力やつよみを教えてください。

岡田:
私が入社した当時からISO9001やフェアトレードに注力しており、それが現在も齊藤コーヒーの中心にあるということでしょうか。ISOやフェアトレードの社内教育の機会などもあり、そこが他社との差別化に働いていると思っています。

ISO9001については、当社の製造業務と密接に結びついており、工程プロセスの管理を徹底することで、万一、問題があったときはきちんとストップできるような仕組みになっている工場です。また、社員のほとんどが内部監査員を兼ねており、担当者が認証取得のためにやるのではなく、美味しいコーヒーを作るための仕組みとして動いているのが齊藤コーヒーの強みだと考えています。

これからの意気込みみたいなものがありましたら、是非お聞かせください。

岡田:
個人的な想いとしましては、会社の中でコーヒーインストラクターを取得している者として、自分のコーヒーの知識を活かし、さらに製造現場やISOの教育訓練などにも展開していきたいと考えています。個人としてはそういった役目や責任を感じています。

齊藤コーヒーとしては、私が入社当時の副社長に教えていただいた、「三方よし」という近江商人の考え方を大事にしています。私たち、中間の卸やメーカーなどコーヒーを扱う立場だけでなく、現地生産者にとっても、商品を利用いただくお客さまにとっても、みんなにとって良い仕組みを作ることが大事だという考え方で、フェアトレードやSDGsはまさにこの考え方に則したものだと思っています。

コーヒーの樹一本からは、焙煎豆にすると400gぐらいしかとれません。こうしたことからも適正価格や労働に対する対価については考えさせられますし、お客さまに美味しいコーヒーを届け続けるためには、我々がフェアトレードなどを通じて、現地生産者が発展し、美味しい豆を生産し続ける環境を支援しつつ、それに見合った付加価値をお客さまに伝えていかなければなりません。齊藤コーヒーとしては、ISOやフェアトレードなど、より私たちの強みを活かして、持続可能なコーヒー調達というものを実現することが私たちの責任だと思っています。

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